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またまたマニアックネタかな?『新しい硯と墨を買いました』の巻♪

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今年の1月から、齋藤千加子先生の『筆文字工房』に入門させていただき、月3回、手習いでお世話になっている。
4ケ月経ち、先生から、ようやく丸をいただけるようになってきた。嬉しいなぁ〜016.gif
手習いでは、小筆を使って、表書きや手紙など、実用的な字を教わっている。

せっかく、実用的な字の練習をさせていただいているので、先月、お世話になっている方々に、メールではなく、筆文字で手紙を書いて、郵送してみた。
内容は、メールやメモ書きで済むような簡単な内容だったのだけれど・・・手紙を受け取った方が、「今、ラブレターを受け取りました!」と大喜びで、電話を下さったので、「えーっ!ラブレターですか!?」と大笑いしてしまった。
「いやぁ〜、これは、私のような年代にとっては、ラブレターというものですよ!」と嬉しいお言葉を頂戴した。
短い手紙だったけれど、まだまだヘタクソな私は、何度も何度も練習して、書きあげた1枚だった。そのように感じてもらえたことは、本当に嬉しく、私にとって、これからの励みになった。

千加子先生との出会いがなかったら、きっと、メールか電話で済ませてしまっていただろう。
直筆の手紙、しかも、筆文字の手紙。漢字やひらがなの混ざった日本語は、毛筆で表現するのが一番美しいと思う。作品展のための書ではなく、このように実用書を学ばせていただけるのは、私が、望んでいたことである。
千加子先生の指導は素晴らしく、また、教室でご一緒させていただいている生徒さんたちも、素敵な方々ばかり。この恵まれた環境にご縁させていただけることに、心から感謝している。


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ところで、母から私と、使い続けてきた硯が、割れてしまった。
墨の固まりを取るために、水に浸して、タワシでこすったら、なんと、ボロっと008.gif
セメダインで接着して使っていたのだけれど、次に洗うのは、怖いなぁ〜と思い、新しい硯を新調することにした。


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ネットで、書道具をいろいろ見ていたら、目に止まったのがコレ!
きず墨である。
「当社が墨の都奈良県にて製造した固形墨です。製造より35年経過し超濃墨まで使用することが出来ます。B級とは言っても箱が無いのと、少しのきずとそりがあるだけです。性能は通常品となんら変わりありません」とのことで、なんと40%OFFという嬉しい価格!016.gif
5,000円以上送料無料とのことだったので、小筆用の硯(雄勝硯)1個の他に、きず墨を5個注文し、墨の違いを比べてみようと思った。5,000円には、400円足りなかったので、420円の水差しを一緒に購入した。小筆の場合だと、1滴の微妙な水差し加減が重要なので、こちらも安く手に入れることができて嬉しかった。


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こちらが、きず墨の表。確かに、横からみると、反りやキズがあったりする。でも、すぐに使う予定の私にとって、桐の立派な箱は、過剰包装である。ある意味、エコだよね!あまりにも高価で、立派すぎると、私の性分からすると、もったいなくて大事にしまってしまいそうだから、きず墨の方が惜しみなく使うことができる。(古墨で、8万円するのも売っていたので、おぼげでしまた〜!)

便利だけど、墨汁は、使わない。硯に墨を擦ると、墨の香りに癒され、慌ただしい日常から、穏やかな気持ちに切り替えることができる。集中力を養うためにも、書はとてもよいと思う。
これだけの固形墨があれば、何人の方にお手紙が書けるだろう?と想像するだけで、ワクワクしてくる。


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こちらが、きず墨の裏面。小学校のとき、母から譲り受けた固形墨が、この左側の墨だったような記憶がある。とてもよい墨だったという印象が残っているが、墓石みたいなデザインだったので、強烈に覚えているのだ。
すべて、奈良墨ではあるけれど、このようにいろいろな墨を比べてみるのは、初めてのことだ。また、マニアックなレポをするかも?037.gif
こうして、固形墨を眺めているだけで、職人さんたちが、ひとつひとつ丁寧に作っているのが伝わってくる。その苦労を感じ、いい字を書きたいという気持ちが強まってくる。

そういえば、こちらのお店からの納品書に、お手紙がついていた。それが、直筆(硬筆)だったので、ビックリした!
通販という相手の顔が見えない売買の中で、相手の顔が見えた気がした。
直筆の手紙は、今の時代、心に響くものだと改めて感じた。

書道具もいいものは、たくさんあるけれど、今は、「弘法筆を択ばず」の精神で、練習に励みたいと思う。
腕を磨いていれば、いつかきっと、自分に合った書道具とのいい出会いがあるような気がする。
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by starlitsky_2006 | 2009-05-04 02:12 | SHO