2010年3月13日(土)に、仙台で開催された『第9回岡本光平ワークショップ』に参加させていただいた。
このワークショップに私を誘ってくれたのは、仙台でイラストレーターとして活躍している友人
あけさん。
私の先日のブログ
めくり書きの記事を見て、「目からウロコ」なワークショップですヨ。と誘っていただいたのである。
あけさんは、学生の頃から優秀で、しっかり者!そんなあけさんから、誘ってもらえたことが嬉しくて、私は、すぐに受講を申し込んだ。
それから、
岡本光平先生のことを検索して調べてみたら・・・なんと、国内外で活躍されている現代書家で、いわゆる日本の巨匠!ということを知り、身体が震えてしまった。
仙台遊墨の会の存在も初めて知った。
初めてお会いした岡本先生の印象は、目力があり、カリスマ性を強く感じた。でも、お話しをする印象は、しっかりとその人を見て、優しく目線を合わせてお話をされる素晴らしい方だった。
書体の歴史の解説からはじまり、今回のテーマである「自分のことば」を書くという本題へ入っていった。
目隠しをして、右手で書いたり、左手で書いたり・・・岡本先生は、「私は、教えるのではなく、その人が欠点だと思っていることが、実は欠点ではないということに気付かせてあげて、自信を与えるだけです」という持論であった。
すごい衝撃が、私の中を走った。岡本先生のおかげで、かすれや可読性を全く無視した作品を書くことができた。自分が書いたとは思えないような破壊的な書に感動した。
今回参加された方々は、15名。最後にみなさんの作品を見せていただいたのだけれど、どれも個性豊かで、面白かった。
参加者は、プロの書家の方、グラフィックデザイナー、イラストレーター、書が好きな方、男女、様々であった。
特に80代の参加者が2名いらっしゃり、とってもチャーミングな方で、ワークショップの緊張をほぐしてくださるパワーがあった。
終わってからの打ち上げが、とてもとても楽しかった!みなさん、キャラが濃い!!あっという間に打ち解けて、次回の話はもちろん、9月の合宿ワークショップの話などで盛り上がった。(二次会の途中に、震度4の地震があって、ちょっと焦った)
岡本先生とも、たくさんお話をさせていただくことができて、幸せだった。先生は、「私は、弟子をとっていません。これは、ワークショップです。現在、6つのワークショップをやっています。東京が4つ、1つが、仙台です」と、お話をして下さった。
仙台の地で、岡本先生のワークショップに参加させていただけけることをありがたさを改めて感じた。
このワークショップに、お誘い下さったあけさんに、心より感謝を申し上げます。ありがとうございました
そして、『YOSHIKO LIVE』で、私に「めくり」書きを命じて下さった美香先生に、改めて感謝を申し上げた。「めくり」を書かせて頂いていなかったら、こんなに凄いご縁には発展していなかったのである。機会を頂けることや何かをさせて頂けることの有難さ&大切さをしみじみと感じている。
みなさまのおかげで、学ばせていただいた書で、また、みなさまのお役に立てるよう還元していきたいと思う。