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村山そば街道『あらきそば』

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一昨日の昼に寄った村山そば街道の『あらきそば』。土日は、恐ろしいほど、県外ナンバーの車が押し寄せ、並ばなければ食べられないほどの超有名人気店。ところが、平日は、すんなりと入ることができる普通の蕎麦屋さん。この落差が、年々激しくなっているように感じるのは、私だけであろうか??
村山そば街道『あらきそば』_f0078014_1072065.jpg中に入ると、エアコンなどはもちろんなく、昔の茅葺き民家の素朴な風情が、今となっては、とても貴重な感じがする。
この店に来るのも、私は6度目で、一年ぶりに足を運んだ。不思議なことに、この床の間の前の席に座ることが多い。このかわいい床の間をみると、普通の家庭の床の間も必要な時にちょこんと、これくらいあれば充分なのではないか?と感じる。
平日の昼時は、サラリーマン風の男性客が多く、中には、冷酒を飲みながらという客もいて、「午後から仕事しないのか?」と不思議に思った。
外は暑かったので、わんこを車に乗せている我が家は、交代で蕎麦を食べた。
村山そば街道『あらきそば』_f0078014_1018327.jpgまず出て来たのが、『身欠にしんの味噌煮(370円)』。コールタールのように真っ黒で、初めて見た時は驚いた!口に運ぶと、独特の深みのある味噌の味にはまる。私は、これが食べたくて、『あらきそば』に行っているような気がする。あらきそばの神髄という本を読んだことがあるが、この秘伝の味噌についても細かく書いてあった。
今は、2代目がこの店を継いでいるという。
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こちらが、『うすもり(735円)』。見ての通り、そば粉100%の田舎そば。ものすごい歯ごたえ!なので、誰もが美味しいと感じる蕎麦ではないと思う。ところが、これだけの個性のある蕎麦だからこそ、根強いファンがいるのである。普段どこでも食べられるような蕎麦であれば、私もわざわざ足を運ばないであろう。久々にこの「顔のある蕎麦」を食べて、懐かしい友に再会したような喜びを感じた。
ここに一緒に食べにきた横浜の叔父のことや知人のわんこ(昨年亡くなってしまった)と一緒に来たことなどを思い出し、噛み締めながら頂いた。『あらきそば』の歴史と共に、また私の思い出もここに刻まれているのだなぁ〜とここに来て改めて感じた。

『あらきそば』
山形県村山市大久保甲65
TEL0237-54-2248 11:00〜17:30
毎月11・26日定休
by starlitsky_2006 | 2006-09-10 10:42 | FOOD