Lotus Gardenと
SAKE CHA Bõ NYOIのコラボレーションイベント『Cha Hana Vol.8』が、昨日(7/22)本間美術館 清遠閣にて行われた。
私は、午前中の部に参加させていただいた。(定員20名)
本間美術館 清遠閣にて、このようなイベントができること自体が、大変貴重なことである。
今回は、
花事の企画の最終日である。
清遠閣の中だけでなく、庭園のあちらこちらに花が生けられていた。新館の中にも、花が生けられており、美術館の中で、生花とは、画期的!本間美術館の強力なバックアップを感じた。
庭園を散策しながら、お花を楽しんだり、東屋にて、中国茶を楽しませていただいた。
これ、お茶の葉を結んだものなのだそう。
これに、お湯を注ぐと、下の画像のグラスの花のように広がる。お茶の葉を結ぶっていう発想は、日本人にはないよね。
このようにグラスで楽しんでもいいんじゃない?という如意さんからの新しいお茶の楽しみ方の提案であった。
隣にあるのは、『ジャスミンティーのプリン』。
お花のスクールでは、Lotus Gardenオリジナルの備前焼の花器が、一人2種類ずつ用意され、それぞれに生け方を指導してもらった。この花器は、食器としても使えるものであった。なので、普段私たちが使っている食器も、このようにして、花器として使えますよというLotus Gardenさんからの新しい提案であった。なるほど。
画像の中で、生け方の指導をされている方が、Lotus Gardenの畠山秀樹さんである。一度に20名に指導するのであるから、準備から、大変であったと思う。でも、そのおかげで、参加者は、スムーズに2点生けることができた。初心者向けに手軽に生けれられて、とても楽しかった。
ところで、この写真の床の間の部分に注目してもらいたい。『隠れ雲』という金粉が、綺麗に見える!やったー!!これは、気象条件や見る人の角度で、見えるときと見えないときがあるのだそうだ。昨日は、湿度があり、くもりで、ちょうどよい光が室内に差し込んでいるので、ハッキリ見えると、案内係の方から教えてもらった。『隠れ雲』だなんて、とっても日本人的な美的感覚だと思う。
はい。上の画像2点が、私が生け花スクールで生けたもの。左が、蓮のつぼみを使い、花びらを加工して遊んだ作品。右のダリアの黒い方は、「黒蝶」という品種だそうで、色の対比を楽しむことができる作品。どの花も、庄内の生産者が作られたお花なのだそうだ。
生けたこの作品は、花器ごと持ち帰りすることができた。家でも、このまま楽しめるって嬉しい!
みんなの作品を集めて撮影したもの。床の間には、畠山さんのお父様の絵(畠山秀雄先生)の花の油絵が飾られていた。私も、昔、油絵で静物画を描いていた時代があったので、畠山秀雄先生は、酒田で、最も尊敬する静物画の先生であった。しかし、昨年、お亡くなりになられたとのことで、非常に残念である。
こちらは、みんなのダリアを集めて作品にしたもの。
器の色が、それぞれ微妙に違うところも、また面白いよね!みんなの作品は、一つとして同じ物がない。それぞれの感性で、お花を楽しむ機会を与えていただいたと思う。
生け花スクールが終わってから、また如意さんのお茶をいただく。画像は、本間焼の茶碗でいただいた中国茶。一瞬、ワカメスープかと思った!(笑)日本人は、お茶の葉がこうして泳いでいる状態でお茶を飲む習慣がないので、慣れるまで、違和感があった。これも、文化の違いだよね〜と驚く。
この時、本間美術館の館長さんが、清遠閣についてお話を聞かせてくださった。説明の仕方が、とても上手で、いいお話が聞けたことが、嬉しかった。地元でも、なかなか聞けないようなマニアックなお話まで飛び出して、本当にラッキーであった。
そして、こちらは、『キンモクセイのアイスクリーム』。
中に、ピスタチオや黒コショウなどが入っていて、一口食べると・・・なんじゃこりゃ?という味。
これまでに、経験のしたことのない未知の味。
摩訶不思議な味わいのアイスクリームであった。(^^;
台湾では、スタンダードなアイスクリームなのであろうか???
おそらく、この日しか食べられない特別なアイスクリームだったに違いない。
これで、一通りの『Cha Hana』は終了。あとは、各自、庭園や新館を見ながらの解散となった。
私は、昨日で終わってしまうお花がもったいなので、たくさん撮影させてもらった。
ここからは、コメントなしで、画像のハリコ。
でも、本当は、画像ではなく、土や花の匂い、蝉の声など、五感を使って楽しんでもらいたかったイベントであった。
Lotus Garden & SAKE CHA Bõ NYOIのスタッフのみなさん、本間美術館のみなさん、お花の生産者のみなさん、お世話になりまして、誠にありがとうございました。
「楽しい思いをした人がいるっていうことは、影で苦労をした人がいるってことだよね」
※Lotus Garden畠山秀樹さんから了解をいただいての画像UPですので、画像の無断転載は、固くお断り申し上げます。