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Rico's Room

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『眺海の森音楽祭'07 LIVE WORLD in 眺海の森』の審査員として

毎年恒例の『眺海の森音楽祭'07 LIVE WORLD in 眺海の森』が、今年は、7月29日(日)11:30〜眺海の森野外ステージにて行われる。
それは、知っていたが、一昨日の夜、「Ricoさんに、審査員やってほしいと決まったから」と電話で言われた。
審査員といっても、ボランティアだし、審査結果に納得のいかない人からすれば、知らず知らずのうちに恨みをかうことだってあるのだ。審査員なんて、すすんでやりたがる人はいない。
まあ、おそらく、いろんな事情があって、私に話が回ってきたのであろう。
気乗りしているわけではないが、スタッフのみなさんがお困りのようだったので、引き受けることにした。
私は、2年前にも、この審査員をやったことがある。その時一緒だったブルース・ヒロのマスターが、今年も審査員ということを聞き、ホッとした。もう一人の審査員は、鶴岡のなんだ屋のオーナーとのこと。審査員は、毎年3名でやっている。

ハッキリ言って、審査員は、大変である!!
出演バンド20組程度を各演奏時間10分以内で、審査し、その場で、コメントを言わなければならない。
たしか、最優秀賞1組、優秀賞1組、ボーカリスト賞、ギタリスト賞、ベーシスト賞、ドラムニスト賞、特別賞を最後に発表するはず。(今年は、変更しているかもしれないけど)
それぞれに、賞金というのが用意されているので、ボランティアとはいえ、審査員は、責任重大なのである。
なんといっても、私自身が、審査されることって、苦手なのに、自分が他人を審査するなんて、おこがましいのではないか?という気持ちが正直あった。

しかし、先日、「地下鉄のギタリスト」こと酒田出身で、現在ロンドンの地下鉄で日本人初のバスカーとして活躍されている土門秀明氏のミクシィを拝見して、とてもいい刺激をいただいた。
土門さんの日記のタイトルは、「携帯電話売りのおっさん」であった。内容を見てみると、イギリスのオーディション番組の映像を自身の日記で紹介していた。
その素晴らしい映像は、こちら→携帯電話売りのおっさん

いやぁ〜、感激した!ビックリした!鳥肌たっちゃったしで、涙まであふれた!!
この映像を見た時に、「自分が他人を審査する」という考え方が間違っていたことに気が付かされた。
能書きなんていらない!この映像のように「鳥肌が立つほど、感動させてくれた人に賞賛を与えたい」という素直な気持ちが大切なのだ!
感動って、国境や音楽のジャンルを飛び越えるよね!(土門さん、この素晴らしい映像を紹介してくれて、ありがとうございます)

というわけで、眺海の森に出演を予定されている方には、この「携帯電話売りのおっさん」のように、私の魂を揺さぶるようなライブを観せて欲しいと願っている。もちろん、私だけではなく、観客全員を惹きつける完成されたステージを期待している。
あと1週間ちょっと、時間があるので、頑張って練習して、本番で最大限の実力を発揮してもらいたい。
私は、審査員という偉そうな立場ではなく、単に一般の観客の代表にすぎないのである。そういう気持ちで、参加させていただこうと思う。
by starlitsky_2006 | 2007-07-19 04:46 | MUSIC