人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Rico's Room

rico2006.exblog.jp
ブログトップ

大失態!おもいっきり凹みモードで、『相田みつを全貌展(酒田市美術館)』へ行くの巻♪

大失態!おもいっきり凹みモードで、『相田みつを全貌展(酒田市美術館)』へ行くの巻♪_f0078014_0122927.jpg
酒田市美術館では、9月26日(水)まで、相田みつを美術館開館記念10周年記念『相田みつを全貌展』が開催されている。
昨日、大失態をしてしまい、凹んだ気持ちから抜け出したいというすがる思いで、『相田みつを全貌展』に足を運んだ。

大失態!おもいっきり凹みモードで、『相田みつを全貌展(酒田市美術館)』へ行くの巻♪_f0078014_0245372.jpg
平日の夕方で、入場者はそれなりにたくさんいたが、作品を1点1点、じっくり拝見することができてよかった。土日は、大型バスでやってくるほど、大盛況だそうだ。売店の相田みつをグッズも飛ぶように売れるらしい。
私は、10年近く前から、日めくりカレンダーや書籍にて、相田さんの作品を知ってはいたが、生の作品を見るのは初めてであった。


大失態!おもいっきり凹みモードで、『相田みつを全貌展(酒田市美術館)』へ行くの巻♪_f0078014_0304853.jpg相田さんの作品の素晴らしさは、私が説明する必要がないほど、有名であろう。でも、やっぱり、美術館で、本物の作品を鑑賞するのは、印刷物で見るのとは全くちがった。
いつも印刷物で見ていた作品を実物大の大きさで鑑賞すると、相田さんの筆使い&息づかいがリアルに伝わってきた。
墨の色が、なんとも言えない丸みのある色で、相田さんの作品から、じわじわとあたたかさが伝わってきた。こうして比較してみると、印刷物のスミインクは、きつい印象だと感じた。
それから、相田さんの生涯を通しての作品の変化も楽しむことができた。
相田さんの作品の中で、私が一番好きなのは、ポスターにもなっている「しあわせは いつもじぶんの こころがきめる」である。


でも、昨日は、「つまずいたっていいじゃないか にんげんだもの」という作品に私の心は救われた。(こうして、活字で読むと味気ないものであるが・・・)
昨日のブログにも書いたことであるが、一昨日、風邪薬の影響で、睡魔と戦いながら、演奏した。帰宅してから、「まず、寝なければ!」と思っていたところに1本の電話があったのである。意識もうろうとした中で、家族に伝言を頼まれて、「はい、わかりました。伝えておきます」と生返事をしてしまったのだ。受話器を置いて、そのままベッドに倒れ込んだ私。
夜になり、家族が帰宅し、起きたのであるが、その時には、電話の伝言のことは、私の頭から消えていたのである!

そして、昨日の朝9時頃に、電話の主が、我が家にその頼んだ物を取りに来た。私も、「あれ?なんだっけ?」と一瞬、キョトンとしてしまった。間を置いてから、「そういえば、この人から、電話で伝言を頼まれてたんだ!」ということを思い出し、真っ青になった。家族に伝えないでしまったことに気がついて、平謝り!!!その方も、他の人との約束があり、大変なご迷惑をお掛けしてしまったのである。
とにかく、自分の記憶が飛んだということが、あまりにもショックだったことと、自分とは面識のない多くの方々にご迷惑を掛けたのに、その方々へ直接謝ることができないもどかしさから、ただただ一人で凹むばかりであった。
「人間失格だ〜」と落ち込んでばかりはいられないと思い、気分を変えるために『相田みつを全貌展』に足を運んだのである。

そんな時だったからこそ、「つまずいたっていいじゃないか にんげんだもの」という作品に励まされた。もちろん、これは、代表的な作品のほんの一例で、もっともっと他のたくさんの作品からも、勇気をたくさんもらった。心から、相田さんに感謝したい。
相田さんの作品に励まされ、今日から、また新しい一歩を踏み出そうと思う。

大事なことは、失敗したことで、何を学ぶかということなんじゃないかな?
とにかく、今回のことは、深く反省して、お詫び申し上げるしかない。

相田みつをさんの作品は、何年経っても普遍的なメッセージをおくってくれる。そこにいきつくまで、相田さんが、どれだけ考え、苦しみ、堪えぬいたかと思うと、涙がでてくる。
by starlitsky_2006 | 2007-09-13 01:32 | DESIGN/ART