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キレるっ!!!うれし〜い♪マイ包丁の切れ味甦えったよの巻♪

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「こぴあ酒田店」の入口前に、毎月21日のみ現れるという包丁とぎ実演の『あべとぎ店』の車両。ここの包丁とぎ師は、腕がいいという噂を聞き、切れなくて困っていた包丁やハサミをお願いしてみた。

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こちらが、今回お願いしたもの。左から、菜切り包丁2本、出刃包丁1本、間切り包丁1本、裁ちバサミ1丁。お願いしたいものを持って行かないと、相談にのってくれない。「ものがなきゃ、話にならん」という態度で、いかにも長年、腕一本でやってきた職人さんという感じがした。車に「作業中の雑談には、応じられません。御遠慮願います」と張り紙が貼られているのを見つけて、なるほどと思った。最初から、おしゃべりが苦手であることさえわかれば、こちらも、余計なことはしゃべらないようにと気をつけることができる。それを知らないと、ぶっきらぼうな応対にビックリすると思うので、お知らせしておきたいと思う。現物を持って行かないと、全く相手をしてくれません!
私の目の前で、常連らしい男性客が、包丁をむき出しのまま2本持ってきて、スッと差出したのを受け取り、黙々と包丁を研ぎ始めた。それが、早い!早い!!さすが、プロという早さであった。
私も、お願いしてみると、間切り(まきり)包丁を手に取り、しげしげと眺めていた。それも、そのはず、これは、漁師さんが使う包丁。漁師さんは、これ1本で、魚を解体したり、ロープを切ったりと、何にでも使える万能包丁なのだ。父が、特別に漁師さんから譲ってもらったものである。こちらの「あべとぎ店」さんの電話番号は、0237-67-2318なので、山形県の内陸からやってきているのだろう。間切り包丁を珍しく感じても不思議ではない。そうは思っても、余計なことは聞いてはいけないと思い、黙って渡した。


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こちらが、とぎ終わった状態。上の画像と見比べれば、一目瞭然である。なんだか、新しい刃に生まれ変わったように見える。今回は、1本525円であった。やはり、ものによって、値段が異なるし、ステンレスは、磨げない。今までは、ステンレスの方が錆びなくていいのでは?と思っていたが、こうしてみると、高くても、鋼の刃物の方が、長く切れ味のよさを保ちながら使うことができるということがわかった。

早速、大きなサツマイモを切ってみた。あの固いイモが、ストンと切れた!!気持ちがいい〜。それから、長ネギも刻んでみたら・・・下が、繋がっていないのに感動〜♪
裁ちバサミで、布を切ってみると、布というよりも、紙を切っているように綺麗に断つ事が出来た。
腕のよいとぎ職人さんにお願いすると、切れ味って、こんなに違うんだと、実感した。
「5本のとぎ代、合計金額2,625円は、高いか安いか?」と聞かれたら、この切れ味だったら、納得の金額だと私は答える。
その証拠に、私の後からも次々と包丁を持ってやってくるお客さんがいた。毎月21日を待っているのであろう。包丁をとぐだけでなく、柄の部分の取り替えなども行っていた。(時間は、10時〜16時半まで)

包丁の切れ味で、料理の味も左右されるというが、私は、包丁の正しいとぎ方を知らない。包丁のとぎ方を教えてくれるところはないのだろうか?知っている方がいたら、ぜひ、教えて欲しい。
毎日使う道具なのに、手入れの仕方を知らない。魚をさばく度に、毎回包丁を自分でとげたらいいのになと思う私である。(一応、見よう見まねでといでいるけどね)


最後に、このとぎやさんは、口ベタだけど、優しい人だということを書いておきたい。私が、こぴあ開店前に外で待っていたら、わざわざやってきてくれて、自動ドアを手動で開けてくれた。中で、開店を待つ事ができるのを教えてくれた。それも、口数は、少なく、行動で示してくれた。「ありがとうございます」と御礼を言ったけど、私を無視して、車に戻ってしまった。
久々に、職人らしい職人さんを見たような気がする。
by starlitsky_2006 | 2007-12-22 23:49 | Rico's kitchen